エンジニアがフリーランスとして働きたいと考える場合には、企業に勤めている間に実務経験を積むことが欠かせません。
実務経験がなければ、クライアントはシステムエンジニアのスキルを判断できないからです。
そのため、企業に勤めている間に需要の高い、単価の高いプログラミング言語を習得しておきましょう。
また、プロジェクトのさまざまな工程に携わることも大切となってきます。
スキルを証明できるだけでなく、フリーランスになるとクライアントへのヒアリングから開発まで、場合によっては運用や保守も行わなければなりません。
幅広い実務経験があればクライアントの信頼を得やすくなるうえ、独立後も自信をもって働くことが可能です。
実務経験が少ないシステムエンジニアは、対応力やコミュニケーションスキルが不足していることが考えられます。
そのままフリーランスになった場合、クライアントと交渉したり、ヒアリングしたりする際にうまくコミュニケーションを図れないかもしれません。
企業に勤めている間に、リーダーやマネージャーなどの責任ある立場を経験しておけば、対応力やコミュニケーションスキルが身につくでしょう。
こうした管理職で働いた経歴は、クライアントの信頼獲得にも役立ちます。
さらに、フリーランスになって案件を受注すると、実務経験が浅いと単価が安価に設定されるケースも多いです。
実務経験が1年未満のシステムエンジニアと5年以上のシステムエンジニアでは、月単価の差が60万円程度になることもあります。
ゆえに、最低でも2年~3年の実務経験を積んでから独立した方が、報酬面でも有利です。